楽しい休日

昨日はお休みでしたので、横須賀に遊びに行きました。乗ろうとしていたバスが行ってしまっていたので、歩いて散策しました。海と山に挟まれた狭い道を歩いていたとき、なぜか「この先の三叉路で左に行くと山の向こうに出られる」という直感がありました。その三叉路まで来ると左手には神社があったので、境内に入っていきました。

お参りを済ませると社殿の左手奥に山の上の方に向かって伸びている階段があったので、(当然のように)登っていきました。階段を登りきるとそこは戦国時代の城跡とのことで、房総半島が一望できる見晴らしの良い場所でした。戦国時代に北条氏と里見氏の仲が悪くなり、里見氏が船で攻めてくるので北条氏がそこに城を築いたのだそうです。そこから先は道がありませんでしたが、なぜか「山の向こうにたどり着ける」という確信があったのでどんどん進みました。

途中で下りの斜面があったので木をつかんで下ろうと思ったのですが、足が滑って尻もちをついてずるずる滑って落ちました。振り向いて見上げると、もう元の道を戻れない感じでした。「ケタケタケタ・・・」と、どこからかタイワンリスの声がします。それでもどんどん藪のなかを進んでいくと、やがて家の屋根が見えました。

ある団地の民家の裏手に出たようですが、崖になっていました。見回してみると僕でも飛び降りられるくらいの引く場所があったので、そこからポンととんで脱出できました。家に帰った後に地図を見てみても、そこにはまったく道は無いようでした。あの「山の向こうに越えられる」という直感はなんだったのかわかりませんが、たまにそういうことがあります。