古典の助動詞

2018年8月25日

大学受験のための古典の勉強は、「助動詞」を覚えることから始まります。たとえば今日の授業では、「文中から助動詞を抜き出しましょう」という問題にとりくみました。

〇 「法師ばかりうらやましからぬものはあらじ」

文中に助動詞は2つありますが、そのうち1つはカンタンですね。最後の「じ」で、意味は「打消推量」で活用形は「終止形」です。

もう1つは「ぬ」ですが、「ぬ」には打消の助動詞「ず」の連体形と完了の助動詞「ぬ」の終止形があります。この文中の「ぬ」の下は「もの」という体言(名詞)になっていますから、この「ぬ」は「連体形」だと推測できます。また「ぬ」の上は「うらやましから」と形容詞の「未然形」になっていますから「ぬ」は未然形に接続する助動詞ということになります。そのためこの「ぬ」は打消の助動詞「ず」の連体形の「ぬ」ということがわかります。

助動詞さえ覚えて、あとは「敬語」と「古文常識」を押さえれば一通りの問題を解くことができます。みなさんもステップアカデミーで一緒に古典を勉強して、大学合格を勝ち取りましょう!!