都立入試国語

2018年3月9日

先日は都立高校の入学試験の国語にチャレンジしました。

4⃣の説明的文章は・・・なんか読んだことがあるぞ・・・と思って読み進めていたら、やっぱり國分功一郎さんの『中動態の世界』じゃないですか。國分さんはするどい視点から現代社会の問題に切れ込むような研究をなさっていて、かなり注目されている哲学者ですね。「中動態」とは「能動態」でも「受動態」でもない失われた「態」なのですが、この「中動態」を考えることによって社会のいろいろな問題が分かりやすくなります(間違えていたらごめんなさい)。

『中動態の世界』は最近出版されたばかりの著作で、去年は(今でも?)本屋さんで平積みで売られていました。こういうタイムリーな著作から出題するとは・・・、都立入試もかなり「攻めて」ますね。

でも哲学書ですから受験生は難しく感じたんではないでしょうか。中学生といえども難しい文章に慣れておく必要がありますね。