一条天皇のはなし

2017年5月13日

先日は立教全(2014)国語にチャレンジしました。
古文は『今鏡』からの出題でした。
一条天皇の時代についてのおはなしで、
その時代は有能な人材に恵まれていたそうです。

まず一条天皇自身が優秀な政治家で、
また芸術にも通じていて、性格も温厚だったのだそうです。
(言うことナシですね)
また左大臣の藤原道長も優秀な政治家で、
また芸術にも通じていたそうです。

道長については藤原実資の『小右記』での記述が有名で、
道長が天皇を差し置いて威張っているような印象がありますが、
実際には一条天皇と道長は互いに協力しあって政治をしていたそうです。
この藤原実資も優秀な政治家でしたが、芸術方面はダメだったそうです。

さらに「四納言」(源俊賢・藤原公任・藤原斉信・藤原行成)がいて、
いずれも政治的・芸術的に優秀だったそうです。
藤原公任は「三舟の才」で有名なマルチ・アーティストで、、
藤原行成は「三蹟」の一人で書道の達人でした。

また紫式部、清少納言、安倍晴明も一条天皇の時代に活躍したことを考えると、
どうして一時期にこんなに優秀な人材が現れたのか不思議です。
なんでだろう・・・
今度、山内先生に聞いてみたいと思います